日本のビジュアル系ロックアーティスト9組が米ロサンゼルスで5月25、26日(現地時間)にジョイントライブを開催する。米国では日本のビジュアル系バンドがリバイバルブームとなっており、熱烈なオファーを受けたYOSHIKI(年齢非公表)が橋渡しした。公演当日には、YOSHIKIがGackt(年齢非公表)らと組む新バンドの「4人目のメンバー」も発表されるという。

 参加するのは、オリコンチャート上位の常連となった5人組「アリス九號(ナイン).」や、結成10周年の「ムック」など。ビジュアル系ロック界ではトップ級の人気を誇るアーティストたちだ。

 競演ライブのオファーは、米大手興行会社「ライブネーション」から、ロサンゼルス在住のYOSHIKIに入った。YOSHIKIはブログで「米国で日本のロックバンドのイベントをオーガナイズ(構成)できないかな?って聞かれて、“OK”って言って…まぁ、そんな感じ」と説明。米国側と日本の各バンドとの懸け橋になった。ロス市内のウィルターンシアター(収容3000人)で2日間開催される。自身については「当日、自分は演奏しないけど、会場に行ってすべてがロックするように見届けるつもりです」とつづった。

 日本アニメの人気が上昇一途の欧米では、ビジュアル系ロックもアニメ文化の一部とみられ、カルト的な人気を集めている。筋骨隆々の男たちがたけだけしく演奏する米国スタイルのロックとは異なり、派手な化粧、頭髪、衣装のバンドは日本独特のスタイルとして認知。CD店やラジオ局などで「J-ROCK」というジャンルも定着。日本でも人気の「Dir en grey(ディル・アン・グレイ)」や「陰陽座」など、欧米進出を果たすバンドが後を絶たないほど市場が拡大しつつある。

 一方で、日本のビジュアル系を意識した米バンドも登場。「マイ・ケミカル・ロマンス」は現時点で今年最も売れた洋楽作品となっている。日本でも、今月からテレビ東京でビジュアル系バンドを特集する新番組「VISUAL SHOCK」(月曜深夜1・30)も始まるなど、90年代のブームが再燃しつつある。

スポーツニッポン 2007年4月13日

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