本日4月3日、都内某所でX JAPANが緊急記者会見を実施。会見にはYOSHIKI、TOSHI、PATA、HEATHの4名が出席し、東京ドーム公演の感想や海外進出に対する抱負を語った。

会見の冒頭では、YOSHIKIが9月13日にニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデンでのライブが決定したことを発表。7月5日のフランス・パリ公演に続いて、X JAPANとしては初の米国公演が実現することとなる。

マディソン・スクエア・ガーデンという会場を選んだ理由についてYOSHIKIは「わかりやすかったから」と即答。「以前から計画していたわけではなく、決まったのは一昨日くらい」「行けるところはいろいろ行ってみたい」と、今後の世界ツアーの可能性についても言及した。

TOSHIは「言葉を超えて、国境を越えて、いろんな人たちの心に届くようなライブがしたい」、YOSHIKIは「(海外公演は)アウェイという感じじゃない。X JAPANは昔からどこかに属するという感じではなかったから。どこにいてもアウェイだし、どこにいてもホーム」とコメント。米国公演にはジャンボジェット機5台分のステージセットを持ち込み、”HIDEの出演”も検討しているとのことだ。

そして、先日の東京ドーム3DAYSライブについてもメンバーが個々にコメント。「始まれば終わるんだな、と思いました。疲れました(笑)」(PATA)、「いろいろなことがあったけれど、いいコンサートができた。これからも期待以上のものが出せると思う」(HEATH)、「10年ぶりの東京ドームで、3日間満員のオーディエンスと一体感のあるコンサートができて感慨深い。逆境の中でも純粋さを貫いて生きるというメッセージを伝えられたことを嬉しく思います」(TOSHI)、「いろんな不安やプレッシャーがありましたが、ファンの人たちに支えられて、洪水のような歓声の中で、最後までやり通さなければならないと思った。本当に感謝している」「あの3日間をやって、これはまだできるな、X JAPANのメンバーはすごいな、と思った。100%満足したわけではないけど、次のステップに進める気がした」(YOSHIKI)と四者四様の感想を語ってくれた。

また、HIDEの代わりのメンバーが入る予定はないのか、との質問に対し、YOSHIKIは「HIDEはそのままだけど、6人目のメンバーが加入するという可能性はありますね」と回答。東京ドームでも「演奏を間違えたときはHIDEに怒られるかと思った(笑)」と語り、HIDEとの絆の強さを感じさせた。

さらに、TOSHIは東京ドーム初日にステージ上で「YOSHIKIが遅れたぜ」とコメントしたことについて「冗談だった」と謝罪。開演の遅れが機材トラブルによるものであったことを改めて明らかにした。

現在X JAPANは、新曲を含めた集大成的ベストアルバムの国内盤と世界盤の2種類を制作中。「あまり先を見つめず、目の前にある階段を一歩一歩上っていきたい。X JAPANはいつまで続くか、いつ終わるかもわからない。予定は未定」(YOSHIKI)と、彼ららしいスタンスで活動を続けていくことを表明した。

10年以上前に発表した「世界進出」の目標をついに果たすX JAPAN。ワールドワイドに展開する彼らの今後に、さらに注目が集まりそうだ。








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