俳優の大沢たかお(38)が、来年12月公開の映画「ミッドナイトイーグル」(監督成島出)に主演することが決まった。雪の北アルプスを舞台にした山岳サスペンス・アクションで、玉木宏(26)、吉田栄作(37)とのトリプル主演。大沢にとっては離婚後初仕事となり、来年1月から標高2000メートル級の山々で行う長期ロケに向け、トレーニングを続けている。

 大沢が、新年の訪れとともに雪山という未知の領域で本格アクションに初挑戦。新たなスタートを切る。

 「ミッドナイトイーグル」は、作家・高嶋哲夫氏(56)の同名小説が原作。日本に配備されていない米軍のステルス戦闘機が北アルプスの山間に墜落し、日本と国交のない某国の間で繰り広げられる争奪戦を描く。

 役どころは、墜落の模様を目撃、撮影したため攻防に巻き込まれていく報道カメラマン。「(映像化の)難易度が高いと思った。でも苦しい、嫌だなと思ったものほど選択しちゃう。決して超人ではないところにひかれた」と話す。

 製作費10億円を投じ、撮影には防衛庁、陸上自衛隊、航空自衛隊が全面協力。実物大のステルスを中心としたロケセットを建設する新潟県津南町は標高740メートルだが、ロケ地点は同2612メートル(宝剣岳)、同2220メートル(八ケ岳)など“日本の屋根”がめじろ押しだ。

 シンガー・ソングライター広瀬香美(40)と離婚したばかりの大沢。年内は登山技術習得のため、世界に14座ある8000メートル峰のうち6座で無酸素登頂を達成した日本の第一人者・小西浩文氏(44)の指導を受けアイスクライミング、ピッケルワークなどを徹底訓練。「僕を何にしたいのかという感じですけど、集中力は上がってきた。できる限り自分で演じるのが、観客に対しての使命だから」と懸命に取り組んでいる。

 製作サイドは、安全対策には万全を期しているが、もしもの場合に備えスタッフ、キャストに数千万円の保険をかける予定。それでも「アクシデントを味方につけるくらいのプラス思考で、皆でいい映画を作るという信念をもってやっていきたい」と気合を込めた。

 ≪玉木は新聞記者、吉田は自衛隊員≫玉木は、大沢と行動をともにする後輩の新聞記者役。こちらも登山訓練の真っ最中で「本格的な大作映画に出演でき、大変光栄。登山やアクションなど危険もふんだんにあるが、十分に訓練を積んで今までになく気を引き締めていきたい」。吉田は自衛隊の空挺(くうてい)、山岳両レンジャー混成部隊長で、実際に千葉の陸自習志野駐屯地などで修業を積んだ。「国を守る使命を抱えた男。ご覧になった方が感動できるよう、しっかりと役作りをしたい」と意欲を見せた。他の共演は藤竜也(65)、石黒賢(40)ら。
(スポーツニッポン) - 12月6日6時3分更新
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