00年12月に解散したロックバンド「LUNA SEA」が24日、一夜限りの復活を果たした。最後のライブと同じ東京ドームには5万5000人が詰めかけ、ドラマ「神様、もう少しだけ」の主題歌「I for you」(98年)など24曲に熱狂した。 「LUNA SEA」は89年に結成し、92年にメジャーデビューを果たした。94年にシングル「ROSIER」でオリコン3位のヒットを記録。96年に活動を休止し、ボーカルのRYUICHIさんが河村隆一としてデビューするなどソロ活動に入った。98年にバンド活動を再開し、同年の紅白歌合戦にも出場したが、00年の東京ドーム公演で「終幕」した。今回、メジャーデビュー15周年を機に一夜限りの復活をすることになった。

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 ライブでは、1曲目の「LOVELESS」から聴衆は総立ち。メンバーはよりパワーアップした演奏で圧倒し、客は7年前と変わらない声援や振り付けでドームを熱く揺らした。RYUICHIさんさんは「7年のすき間は埋められたね」と、ステージ左右と前方にせり出した花道を駆け回り、声援に応えていた。

 本編終了後、「アンコール」の代わりに、ファンが「きよしこの夜」を合唱。ベースのJさんは「今日ここに来られなかったヤツの思いもこのステージに届いてます」。ギターのINORANさんは「お前ら最高、愛してます」。同・SUGIZOさんは「メチャクチャ会いたかった。心の底から愛してるぜ」。ドラムの真矢さんも「お前ら全然変わらないな、最高だぜ」と笑顔を見せ、また「宇宙一のボーカリストで、ナルシスト、ロマンチスト」とメンバーに紹介されたRYUICHIさんは、マイクなしで「愛してるよー!!」と叫び、「いつかどこかの空の下でまた会いましょう」と呼びかけた。

 ライブの模様は1月1日午後10時からNHK-BS2で、同14日にNHK総合で放送予定。また、3月26日にドキュメント映像を盛り込んだDVDも7980円で発売される。【西村綾乃】
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